やってはいけないNG行動とは
職場におけるハラスメント問題の際には、自分が加害者や被害者になった場合を想定しがちです。
しかし、ハラスメント被害にあった部下から、上司として相談を受けることがあるかもしれません。
ですがその際に注意すべきポイントがあり、それを守らないと自分もハラスメントの加害者になってしまうかもしれないのです。
まず部下から相談を受けた際には、その話を受け止めることから始めましょう。
頭ごなしに否定したり受け流したりするのではなく、その人が真剣に悩んで落ち込んでいることを理解するのです。
加えて、その人の印象や好き嫌いといった偏見を除いて、公平な立場で話を聞きましょう。
当然ですが、相談内容を言いふらしたり、相談者に悪影響が及んだりするような行動はNGです。
その上で、相談内容に対して、安易な慰めや結論を告げるべきではありません。
相談者が望んでいるのは、自分が受けているハラスメントが解決することと、メンタルや体調への真摯なケアです。
相談者の立場に立って真剣に問題解決を考えなければ、相談者は頼りにできる相手を失ってしまい、さらに心身ともに疲弊してしまう可能性があるのです。
まずは相談者の心身の健康について確認し、気遣いの言葉をかけてから、問題の根本的な原因について解決を試みましょう。
その際も、自分にとって頼れる上司や適切な部署、もしくは公的な相談窓口に相談し、決して自分一人で解決しようとしないでください。
それによってあなたも疲弊してしまうと本末転倒です。
部下にとって頼れる上司であるために、最適な行動を心がけましょう。